仕様区分
プレキャストコンクリート製剛性防御柵の仕様記号表記は以下のとおりです。
種別 | 種別 | プレキャストコンクリート防御柵 | ||
---|---|---|---|---|
分離帯用 | 路肩用 | 壁高欄用 | ||
土中用 | 土中用 | 構造物用 | ||
剛性防御柵 | SS | Rp-SSm-FE | Rp-SS-FE | Rp-SS-FB |
Rp-SSm-SE | Rp-SS-SE | Rp-SS-SB | ||
SA | Rp-SAm-FE | Rp-SA-FE | Rp-SA-FB | |
Rp-SAm-SE | Rp-SA-SE | Rp-SA-SB | ||
SB | Rp-SBm-FE | Rp-SB-FE | Rp-SB-FB | |
Rp-SBm-SE | Rp-SB-SE | Rp-SB-SB | ||
SC | Rp-SCm-FE | Rp-SC-FE | Rp-SC-FB | |
Rp-SCm-SE | Rp-SC-SE | Rp-SC-SB |
例)プレキャストコンクリートフロリダ型 種別SB 舗装埋込み用
防護柵形式記号 | 種別記号 | 形状記号 | 埋込み区分 |
---|---|---|---|
Rp | SB | F | E |
とし記載方法はRp-SB-FEとする。
- 防護柵形式記号は、Rp:プレキャストコンクリートとする。
- 形状記号は、F:フロリダ型、S:単スロープ型とする。
- 橋梁、擁壁等の構造物中に設置する場合はB、土中に設置する場合はEとする。
種別の設定
車両防護柵は、強度(車両が衝突したときに突破されない衝撃度の大きさ)および設置場所に応じて種別が設定されています。
SC(SCm)~SS(SSm)の高強度区間ではコンクリート製剛性防護柵が最適です。
SCより低強度の区間でコンクリート製剛性防護柵を使用する際は、SCを準用いたします。
種別 | 車両質量 (トン) |
衝突速度 (km/h) |
衝突角度 (度) |
強度 (衝撃度・kJ) |
|
---|---|---|---|---|---|
路側用 | 分離帯用 | ||||
SS | SSm | 25 | 100以上 | 15 | 650以上 |
SA | SAm | 80以上 | 420以上 | ||
SB | SBm | 65以上 | 280以上 | ||
SC | SCm | 50以上 | 160以上 | ||
A | Am | 45以上 | 130以上 | ||
B | Bm | 30以上 | 60以上 | ||
C | Cm | 26以上 | 45以上 |
種別の適用
種別の適用は、道路の区分、設計速度および設置する区間に応じて行われます。
ただし、走行速度や線形条件などにより特に衝撃度が高くなりやすい区間では、
一段階上またはそれ以上の種別を適用することができます。
道路区分 | 設計速度 | 一般 区画 |
重大な障害が 発生するおそれの ある区間* |
新幹線などと 交差または 接近する区間 |
---|---|---|---|---|
高速自動車国道 | 80km/h以上 | A・Am | SB・SBm | SS |
自動車専用道路 | 60km/h以下 | SC・SCm | SA | |
その他の道路 | 60km/h以上 | B・Bm | A・Am | SB |
50km/h以下 | C・Cm | B・Bm |
*重大な被害が発生するおそれのある区間
- 大都市近郊鉄道、地方幹線鉄道との交差近接区間
- 高速自動車国道、自動車専用道路などとの交差近接区間
- 走行速度が特に高く、交通量が多い分離帯設置区間
- その他重大な二次被害の発生するおそれのある区間